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食べにでかけるぞ!

 マスクを外し外食には積極的に出向く。かつやでかつ丼を注文すると2分で注文品が出てきた。松屋の牛めしを券売機でタッチすると厨房のパネルに即時注文が届き1~2分で届く。千歳さくらの鴨せいろ蕎麦はパネルで注文後4分だった。某吉野家の牛丼を注文すると30秒でテーブルに届いた事もあり驚いた。スピードが売り物らしい。安くて早くて旨いのノウハウ駆使は儲けに繋がる。

 小学生の頃1年に1~2回母に連れられて札幌デパートまるいさんの上階、大食堂で注文すると1時間は待たされた。時間が大量にかかりスローやスピードとは別物でノウハウはない。ひとテーブルの回転率は最低で儲からない稚拙な仕組み。

 千歳の支笏湖へ向かう蘭越は昔からアイヌ先住者が居住する地域。ガーデンカフェMEONがそこにあり看板も目立たないイタリアンレストラン。休日など予約しないと昼は1時間待ちの女性9割(男独りではムリ)の店。窓ガラスに向かって座ると奥に野菜畑、間近にエゾリスやクマゲラたちが顔を見せにやってくる。ファストフード店と違って何と言ってもオーダーも配膳もスローなテンポの対応が嬉しい。待ち時間は長いが単価が高い。待ち客たちは奥にあるガーデンの椅子に座り優雅に待っている感じ。

 月寒に健康器具メーカー名が付くタニタカフェはここも女性9割~メニューにヘルシー感は特にないものの、前回注文した油で揚げず、豚肉にパン粉を付けバーナーで炙ったとんかつメニューは消えていて、通常のとんかつとは別物。クレジットカードを提示すると~店は現金のみの清算~少し嬉しい気持ち。

 以前びっくりドンキーでデジタル精算機が故障して現金精算のみで客はビックリして列を作っていた。現金所持まだ必要。

 水(お冷や)も紙おしぼりもセルフのファミリーレストラン・ココスではタッチパネルで注文すると配膳ロボットが「お待たせしました」の接客用語も使わず無言で運び「戻る」のボタンをおすと寡黙に立ち去る。なんだか「ファミリー」の名称が似合わなくなった。

 回転すし店の受付ロボットから席番号シートが出され着席。昔のレストランのようにオーダー時「パンとライスどちらに…」と言われ「ご飯」と応えると「ライスでございますネ」と言い返されることもなく、黙って指で注文操作する~それって食事にどれくらい食指が動くのだろうか。【田所】