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ピクトグラム

 昭和39年(1964)小学6年生だった頃ボーイスカウト/BSに入団し、9月千歳空港に東京オリンピック聖火が到着し、その警護の一員にBSが選ばれたのだが、当時自分だけは制服がなく参加できず沿道で手を振る役となった。

 当時東京オリンピックに使われた非常口やトイレ、競技種目などの案内表示を目的とするピクトグラム(絵記号)は日本で考案され、全大会使用が世界標準となった。

 今回公募による公式エンブレムには市松模様「組一松紋」は古来より形が異なる3種類の四角形を組み合わせ藍色にすることで日本の「粋」を表している。

 日の丸は遣唐使時代から船の旗印に使われ、平安時代に公家の印として家紋が使われ、後の戦で敵味方を判別するなどして家紋に繋がる。

 多くの記号は、×(警察署/警棒2本の意)地図記号、◎(曇り)天気記号、!は文字記号、%は数学記号、交通記号は歩行者用と運転者用の使い分けなど多様にあり、マーク・シンボル・サイン・ピクトグラムは日本工業規格/JIS案内記号としていて、電車内の優先席マークはハンディキャップの方たちとそれを理解と対応する方たちの優しさを共有するマークです。

 販売士の科目の中にもよく検定出題される安全性を示すSGマーク、食品に関するJASマーク、電化製品・衣料品質、容器素材を示すプラマーク、リサイクルではゴミをゴミカゴに捨てる表示の統一美化マーク、自然・環境などのエコマークやグリーンマークなど毎日暮らしの中で目にし活用しているのです。

 自然災害の多い日本では大地震の教訓を生かして海抜表示や津波注意などのサインを目にする機会も増えており、訪日ゲストが被災した場合など言語が通じないときの体調や食事制限(アレルギー・宗教事情等)非常事態にも誰にでも伝わりやすいピクトグラムが使われて重要な役割を担っている。

 競歩・マラソン競技では爽やかな夏の北海道の大地を駆け巡り、札幌市内大通や平岸街道、創成川沿いや北大構内を全世界の皆さんと共に目にすることができるのです。

 沿道の様々な交通・地図記号・AED施設、避難場所などもTVに写り地球人みんなで見ましょう。(❁´◡`❁) 【田所】