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中央フライ・ウェイ

 勇払原野に生息する植物にハスカップがあり、現在はお菓子やジャム、ワインなどの特産品になっており、その昔千歳銘菓もりもとさん発売のハスカップジュエリーをANAさんが機内サービスとして採用し銘菓が飛んで有名に。

 ハスカップは欧州ドイツ原産で勇払原野にも生息するのは、飛んで行き交う渡り鳥のお陰と聞く。

 雪解け春には各地の渡り鳥はシベリアなど北上し繁殖子育てし秋には南下。

 渡り鳥のグローバル交流がハスカップ原生に繋がったのだろうと思う。

 ハスカップ(ケヨノミ・クロミノウグイスカグラ)アイヌ語では「実の長い」エノミタンネと呼び、当時はユノミと呼んでいた。渡り鳥に付いて落ちた長い実たちは勇払原野の気候や土壌に着実着実したのだ。

 渡り鳥は天体、地磁気、地形、風を利用して行き交い、500mの高度で80㎞先、1000mで110㎞先を見渡す。シベリア~サハリン、稚内~サロベツ原野~宮島沼~長都沼・千歳~ウトナイ湖と、この北から南の直線コースを中央フライ・ウェイ(中央フリー・ウェイではありません)と人は呼ぶ。白鳥たちは約20年位同空路を毎年元気に~飛んで~飛んで~飛んで行き交い続けている。生き続けるために。  【田所】

付け足し:人間の色覚は赤青緑の3色型 鳥類は4色型で紫外線光を感知でき紫外線反射率で人間以上に果物など見つけ出せる 犬・猫・馬の哺乳類は緑を持たない2色型

 

蛇 足:千歳川も白鳥・鷺(サギ)など多く飛来する 海鳥カモメも千歳川(漁場)を飛び回る 以前長都沼でペリカン(日通ではないよ)を目撃 渡り鳥の逆V字編型飛行は先頭のリーダー後続は70%位空気抵抗を抑え負担減

 

画像提供:千歳市・稚内市・美唄市・苫小牧市・利尻礼文サロベツ国立公園・北海道野鳥愛護会・mori moto