現地の人がチキンラーメンを割ってジョッキ型のMugcapに湯を注ぎ食べる姿を見てカップヌードルを思いつき、3分間で食べられるアルミ紙蓋や、持ち歩き可能な発泡スチロール製カップなど、5年の歳月をかけて1971年100円で発売。当時ビンボトルのコカ・コーラ1本50円の時代、TV実況中継に写った機動隊や銀座ホコ天などで若者たちがカップヌードルを手にする「いつでもどこでも」の発想通り、今や宇宙でもOK!
ポテトチップス誕生話も有名。1853年紐育(ニューヨーク)のレストラン。大富豪の客が注文したポテトフライが厚すぎて美味しくない、何度作り直しても重ねてクレーム。それではとシェフは嫌がらせ~スライサーで極端に薄く削ってカリカリに揚げて出すと、これが大絶賛され今に続く。
CVSなどでポテチを買うと店員さんに「お箸付けますか?」と聞かれる今日この頃。
キッチンに必ず置いてある食品用ラップ。ポリ塩化ビニリデン性のラップは戦地粗悪な環境で、銃や弾丸など湿気から保護する役割で作られた物。需要が激減して製造元の2人の男性は困り果てていたが、2人の妻がキャベツなど葉物野菜をラップで巻き保存したところ、新鮮さが保たれていたと聞いて、食品用ラップとして一般市場へ出したことで今に続く必需品となった。
2人の妻の名前サラとアンを重ねてサラン・ラップと命名。尚、他の安価なラップはポリエチレン製で、油性の多い食品を電子レンジで高温にすると溶けやすい。箱ティッシュも同様に戦地での治療用脱脂綿の代用品として誕生した。
若かりし頃、桑港(サンフランシスコ)から2年ぶりに帰国した我が姉と札幌大通地下鉄駅側にあった有名レストランでの事。姉が「コーヒーをアメリカンで」と注文するとウエイトレスは「メニューに無い」と言う。「コーヒーにお湯を少し入れて」も「出来ない」~「お湯を容器に…」も出来ないとの事。現代では考えられない当時の接客・接遇。北海道は最高!サービスは3流と言われた時代だった。
嚙み合わない話~某パーティ会場のテーブルの真ん中にウイスキーボトル。男性客がボーイに「タンサンがあったら持ってきて」と注文。厨房から戻ってきたボーイは「タンサンはなくタンニかタンイチならある」と答えたとか。パーティ会場で電池探してどうするの? 【田所】