間もなく北海道も暖かな春の季節を迎える。春は命が張る~膨張~ふくれるの意味もある。
春雨や春霞〔はるがすみ〕五月雨〔さみだれ〕などの言葉が降り注ぐ春。昨年4月千歳地方では雨天が7回、降雪が4回、4月26日黄砂が舞い降りている。
日本の雨は様々な形を示す。雨〔あま〕で雨足、雨傘、雨宿り。雨〔う〕では雨天、豪雨、風雨など。雨〔さめ〕では 春雨、霧雨、氷雨。小雨〔こさめ〕の対語の大雨は〔おおさめ〕とは読まない。五月雨〔さみだれ〕梅雨〔つゆ〕時雨〔しぐれ〕など。夕立は降るものではなくやって来るもの。雨は目で見るもの。英語rainは合理的な言葉記号。
雨の文字を使ったものにも、靄〔もや〕、雷、霧、霞、霜、等々。昔からの気象カレンダー二十四節句の8番目の穀雨は4月20日頃で、春雨が降って百穀を潤すとされるが、北国はもう少し。
雨降り後に輝く虹・レインボー(rainbow/雨の弓)は光波長の一番短い紫色が内側に、波長の長い赤色が外側に見える七色。米・英国では6色、独国5色と、土地柄や光の可視光線の具合で見え方も違うよう。♪七色の虹が 消えてしまったの~♪昭和ムード歌謡曲も通じない場所があるのかも。
気はエネルギー、象は形。地球のエネルギーの形を科学する気象予報士には天体学が重要。太陽の影響、太陽系の惑星の大きさや質量・距離・大気や重力など地球との関係など十分に理解が必修。
太陽から一番近い水星(マーキュリ)は直径2439㎞の小さな惑星で大気はなく、公転は地球の365日に対して88日と地球の4分の1。自転59日公転176日で1回転。1日で2年が過ぎ去ってしまう計算。火星移住計画中の火星は地球の半分程度で二酸化炭素いっぱいの鉄錆星。自転は同じだが公転686日と1年が2倍。地球人は1日24時間1年365日で宇宙の年齢を考え宇宙年齢138億年としている。
春空見上げ雨などお天気から気象、宇宙まで思いが張る~膨張してしまう春なのでした。
販売士テキストにはウェザーマーチャンダイジングの新ジャンルと共に、大和言葉も登場。
一雨ごとに温かくなりますが皆さま健やかにお過ごしください 【田所】
付け足し:波長短く目に見えにくく紫色の規格外を紫外線UVウルトラ・バイォレット~鳥類には見えるらしい 紫外色
蛇 足:小学校で「氷が解けると・・・になる:正解は水」女の子の答えは春になる:不正解だけどこの答え好き
〈春のコラムリメイク〉
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