百年以上の企業は北海道で今年百一社と報じられており、千歳においてはお馴染みの山三ふじやさんと丸駒温泉が百年を越えている。
二百年以上歴史を抱える企業は世界で5,586社あり、独国837社、蘭国222社、仏国196社、中国9社となり、日本は3,146社ダントツ。日本は全体の56%が二百年の歴史を持ち、お隣韓国はゼロ(血統文化)であるそうな。
驚くなかれ、世界最古で営業継続中は大阪の宮大工の金剛組は578年より創業。聖徳太子が生まれて4年後のこと。更に山梨の西山温泉慶雲館705年。兵庫城崎温泉古まん717年などは平城京時代前後。京都や石川には平安時代からの企業も覗かせる。
売り手良し、買い手良し、世間良しで商いの幅を広げた近江商人。近江泥棒・伊勢乞食ともいわれるくらいに天秤棒を担いで諸国を席巻し、ノコギリ商法と呼ばれるように空で帰ることのない商人集団を作り上げていた。
近江商人は特に滋賀県湖東と北東から輩出され、近代的経営手法を取り入れ、諸国産物廻しと言う行商で広げていた。現在もトップリーダーとして活躍中の企業が、高島屋、伊藤忠商事、丸紅、武田薬品、大丸などであるが、伊勢から江戸に出て三越の元祖越後屋は高利(1622年生)の祖父が近江出身の武家で越後守を名乗っていたことに由来。
越後屋の三井高利の母は松坂で酒店や質屋など携わり、落ちている縄やわらじを拾っては粉々に切り裂き土と混ぜて壁の材料としていたとの逸話。昔の農家は稲のまま土壁に練りこませ、飢饉災害などの時は壁を崩して凌ぎ生き延びたとのお話。
稲つながりで、米など150㎏、酒・醤油などの液体180ℓを一石。一石は知行(収める者の収入高)で年間米150㎏で考えると一人分位で水田領土範囲。パンやカップ麺、パスタと多様化し米の消費量は現在平均55㎏。東京オリンピックのあった50年前には、その倍にあたる118㎏食べていたそうな。
飯を丸めたものをおむすび(御結)又はおにぎり(御握)と呼ぶ。昔話おむすびコロリンやふりかけのおむすび山でめでたく御結としたいが、コンビニで「おにぎり温めますか」と聞かれるのは北海道特有の接客用語。しばれる冬道家へ帰るまでのおにぎりの凍結予防なので「おにぎり温めますか?」
加賀百万石など有名だが、石(こく)の量目は米だけでなく、鮭で一石40尾、鱒で60尾。薪や炭なども同様に使われていたのでしょうね。鮭と鱒の見分け出来ます? 【田所】
付け足し:尺0.303m フィート0.305m 尺は人が足を広げた歩幅 フィートはフット足のこと ほんの付け足しです。